Seivson(セイヴソン)とは
・ブランドの概要
Seivson(セイヴソン)は台湾のレディースファッションブランド。レディース中心ですが、メンズも展開しています。
2019年秋冬コレクションを東京コレクションで発表していました。
複雑で、良い意味でよく見ないと分かりにくいデザインが特徴的で、個人的にだいぶ好みだったのでまとめてみようと思いました。
・ブランドの経歴
2017年にスタートしました。2018年春夏からコレクションを発表しました。
2018年秋冬コレクションの展示会を表参道ヒルズ同潤館3階のギャラリーROCKETで行いました。その際はシューズブランドVaticやソックスブランドUgly Symptomなどの展示会も同時開催していました。
2019年春夏では、第一回台北ファッションウィークの8大ブランドに選ばれました。
・デザイナー
台湾出身のTzuchin Shen(ジーチン・シン)と韓国出身のSong Mi-jin(ソン・ミジン)の二人でデザイナーを務めています。2人の女性デザイナーによって手掛けられています。
ジーチン・シンは台湾実践大学ファッション学科を卒業しました。卒業コレクションをニューヨークで行いました。映画などのスタイリストとして経験を積み、ニューヨークコレクション、東京コレクションで発表し、2017年にブランドを設立しました。
ソン・ミジンは韓国にてモデル、女優として活動後、2011年に韓国初の少女グループDream Girlsのメンバーとして台湾でデビューし、役者として多くの賞を受賞するだけでなく、放送を通じてK-POPとその文化を発信しています。また、台湾でavouavouやvenimeuxなどのいくつかの韓国ファッションブランドをプロモーションしています。
・有名人の着用
-山本舞香
-齋藤飛鳥
-あいみょん
Seivson(セイヴソン)の特徴
・”Nos”と”Vies”
セイヴソンは、フランス語「Nos」「Vies」というキーワードで表されます。
「Nos」は「我々」などという意味を持ち、2人のデザイナーで服作りを行っていることを示します。「Vies」は「人生」などを意味し、普段の生活をデザインに昇華しています。
・デザインの特徴
デザイナーの身近な生活をインスピレーションとして、制作されています。
形にとらわれず自由にデザインされていて、モダンさを感じます。大胆でありながらもモダンさであったり、リアルクローズであることは捨てられていないところがいいところだと思います。
バランスとアンバランスの両方を持ち合わせた、独特であいまいなスタイルが特徴的です。
非常に柔軟で、いたるところに遊び心を感じるデザインが、トレンドらしいし、またブランドがコンセプトとするところをとても表現しています。
・バックボーン
台湾は、四季がはっきりしていなくて、雨・紫外線・大気汚染などあります。そのことから台湾のアパレルは天候の影響を受けやすいです。
セイヴソンでも天候に適応できるようなデザインを心掛けられています。
外見重視であったり、女性の社会的地位の向上などの韓国の文化もブランドに影響をあたえています。
・ブランドの評判・評価
すでにTWICEなど多くのアジアのセレブリティに愛用されているので、アジアを中心に注目を集めています。年々国境を越えて飛躍的に活躍しています。
今のところは、SeeNowTokyoで毎シーズン予約での購入が可能となっています。
・コレクション
-2019年春夏
一見不合理なカッティングやハーフカットなどのデザインで成熟と未熟の間にいる女の子の創造と幻想にあふれ、冒険をしたい気持ちを表現しました。
現在の白雪姫をコンセプトにして、赤いしおりの付いたページや自分の将来の姿を想像する表現を示しました。
-2018年秋冬
シーズンテーマは「あいまいさ」。ヌードカラーという藍真衣な色調でテーマを一貫させ、おぼろげであいまいな想像空間、女性特有のミステリアスな魅力を表現していました
見えそうで見えない覗き見感、曖昧な境界線、想像空間に満ちた女性のパw-あをより表現できていました。
-2018年春夏
デザイナーの2人が最も大切にする価値である「大きなものを支える小さな存在」を表現するものとして「ネジ」のモチーフをたくさん使いました。
出典
- FASHIONSNAP.COM
- FASHION PRESS
- https://seenowtokyo.com/
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