映画『見えない目撃者』感想/見えないからこそ見えるもの

映画『見えない目撃者』感想

2011年の韓国映画「ブラインド」を日本でリメイクし、吉岡里帆さんが視力を失った元警察官役を演じるサスペンススリラーです。2019年9月20日に公開された日本映画です。

最近になって、AMAZON PRIME VIDEO(アマゾンプライムビデオ)での視聴が可能になったので、『見えない目撃者』の魅力を伝えたいと思います。

あらすじ

警察学校の卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ。自身も失明し警察官の道を諦めた彼女は、事故から3年経った現在も弟の死を乗り越えられずにいた。

そんなある日、車の接触事故に遭遇したなつめは、車中から助けを求める少女の声が聞こえてくることに気づき、誘拐事件の可能性を訴える。視覚以外の感覚から感じ取った“目撃”情報を警察に提示するなつめだったが、警察は目の見えない彼女を目撃者と認めず捜査を打ち切ってしまう。

なつめは少女を救うべく奔走し、事故現場で車に接触したスケボー少年を探し出す。やがて女子高生失踪が関連づけられ、連続誘拐事件の存在が判明。なつめは事件の闇へと切り込んでいくうちに、弟の死とも向き合うことになる。

キャスト・監督

監督は「重力ピエロ」「リトル・フォレスト」の森淳一。

キャストは以下のようになっています。

  • 浜中なつめ:吉岡里帆
  • 国崎春馬:高杉真宙
  • 吉野直樹:大倉孝二
  • 日下部翔:浅香航大
  • 高橋修作:酒向芳
  • 浜中大樹:松大航也
  • 平山隆:國村隼
  • 横山司:渡辺大知
  • 桐野圭一:柳俊太郎
  • 浜中満代:松田美由紀
  • 木村友一:田口トモロヲ

犯人が終盤まで分からないようになっているこの作品で、1人1人のキャストの方に触れるのはネタバレに繋がりそうなのでやめておきます。

吉岡里帆さんだけは少しふれておきましょうか。始めにいうと『見えない目撃者』での吉岡里帆さんの演技は素晴らしかったです。

テレビドラマやバラエティ番組などで観る吉岡里帆さんはとても柔らかい雰囲気を持たれています。また、そこまでヒット作や良作に出演されているイメージ僕の中にはありませんでした。テレビドラマ「きみが心に棲み付いた」や「健康で文化的な最低限度の生活」、映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」など。あんまりかなって作品が多いイメージでした。。

観る前は、『見えない目撃者』のようなシリアスな映画に吉岡里帆さんは合うのかと少し疑念がありましたが、「疑念を持って、すみませんでした」とスクリーンに謝罪することになりました。後天的に盲目となった女性の苦しみや不安を抱えた雰囲気を繊細に演じられていました。

見どころ

見えないというハンデをどう乗り越えるか

『見えない目撃者』の特異性はやはり主人公が盲目であるというところです。彼女が盲目でなければ成立しないストーリー構成になっています。なので、莫大な作品数が存在するジャンルである”サスペンススリラー”でありながら非常に新鮮な感動を味わえるはずです。

見えない故のハンディキャップ、また見えないからこそ研ぎ澄まされている感覚。そういった主人公の能力によって、手掛かりをつかんだり、ピンチに追い込まれたりします。

最高峰のスリル

事件の一端を目撃してから、徐々に事件の真相に踏み込んでいくので、映画に惹きつけられ続けると思います。「次はどうなるのか」「犯人は誰なのか」「おい、早く逃げろ、殺されるぞ」。そういったように感情が揺さぶられます。

レビューを見れていると、映画『セブン』に似ているというものを見ました。正直観ている途中に少し感じました。が、やはり映画史に残る傑作である『セブン』を期待して『見えない目撃者』を観てしまうとハードルがめちゃくちゃ高くなってしまいます。あくまで『セブン』を観たときに似た感覚を味わえるということにしておいてください。

良きバディ

弟を事故で亡くし自身も視力を失い、母親に当たってしまうほど精神が参っている主人公と、両親に放置されて、教師に反抗もしない自己表現に乏しい高校生の青年が事件を通してお互いを尊重し、自己愛と他者理解を高めていく過程もこの映画で楽しめる要素です。

  • さいごに

ところどころツッコミどころがあるかもしれませんが、あくまで映画・フィクションなので無視して楽しんでください。

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