Pyer Moss(パイアー モス)とは
・ブランドの概要
Pyer Moss(パイアー モス)は、2013年に設立されたファッションブランドです。
日本ではまだそこまで浸透していないですが、人気が出るのは時間の問題かと思います。それほどストリート界隈ではすでに注目度が高いブランドです。
・ブランドの経歴
2013年にスタートしました。
2018年に、アメリカで行われているファッションの賞であるCFDAを受賞しました。
CFDAは2003年に創立された、優れたアメリカの新鋭デザイナーに送られる賞です。過去には、「Alexander Wang(アレキサンダー ワン)」など才能のあるデザイナーが受賞している賞となっています。
2018年に「Reebok(リーボック)」とのコラボレーションである「Reebok by Pyer Moss(リーボック バイ パイアー・モス)」を発表しました。
・デザイナー
デザイナーは、Kerby Jean-Raymond(カービー・ジーン・レイモンド)。
ハイチ人の両親のもとに生まれ、ニューヨーク・ブルックリンで生まれ育ちました。
マンハッタンにあるThe High School Fashion Industriesでファッションを学びました。
在学中は、Kay Unger(ケイ・アンガー)のもとで経験を積みました。「Theory(セオリー)」や「MARC JACOBS(マークジェイコブス)」で経験を積み増した。
2013年に自身のブランドを設立しました。
Pyer Moss(パイアー モス)の特徴
・ブランド名の由来
ブランド名は、デザイナーの母親のアメリカ姓とハイチ姓を組み合わせたものとなっていて、正しい発音はパイアーではなくピエールのようです。
いくつかのサイトを見る限り、今のところはパイアーモスで読み方は統一されている様子です。
・90年代/黒人文化
デザイナー自身が過ごした90年代のスタイルを探求しています。ブラックカルチャーなどのエッセンスをデザインに加えたりしています。
ブラックカルチャーとストリートファッションは密接な関係がありどちらも相互に作用し発展していきました。なので、そこに焦点を当てたコレクションを行うのは必然的だといえます。
どこか懐かしさを感じさせてくれるようなデザインが多いです。
・強いメッセージ性
「art project」「a timely social experiment」といったような言葉でブランドが表現されるように伝統や社会的主張を表現しています。
毎シーズン、社会や伝統に対する問題定義をコレクションを通して行っています。
スローガンの入ったものなどメッセージ性の強いアイテムを多く発表しています。
2016年春夏のキャットウォークでは、人種差別の動機となった警察の残忍な行為を記録したドキュメンタリーを流しました。
メッセージ性の強いデザインはここ最近特に求められてるデザインの1つで、この点からもこれからパイアーモスの人気が高まることを予測できます。
・ハイエンドストリート
非常に丁寧なテーラーリングや素材使いにより、上品な雰囲気を洋服に持たせています。
ストリートウェアをベースとしながらラグジュアリーな仕立てであることからPyer Mossはハイエンドストリートブランドと捉えられています。
生産は、ニューヨークとイタリア、ポルトガルで行われています。ニューヨークとイタリアは高品質のイメージが強いと思いますが、ポルトガル=高品質というイメージは意外と少ないようです。
実はポルトガル製の洋服は生地かrあ縫製まで品質が高く、長く着ることができるように丁寧に作られています。
・Reebok(リーボック)とのコラボ
2018年秋冬に、「Reebok(リーボック)」とのコラボレーションを発表しました。
アフリカ系アメリカ人としてアメリカで生きることの難しさを表現しました。
「AS USA AS U(あなたたちと同じようにアメリカだ)」というスローガン、「ESPWA(希望)」、国旗・白人・黒人を連想させるカラーパレットが特徴的なアイテムを発表しました。
・有名人の着用
-Usher(アッシャー)
アッシャーがニューヨークのスクエアガーデンでのコンサートで着用していました。ライダースジャケットとTシャツはPyer Mossのものとなっています。
-Gigi Hadid(ジジ・ハディッド)
モデルのジジ・ハディッドが東京へ来日した際に着用していました。
コラボレーションスニーカーなどを着用されていました。
出典
- UpscaleHype
- pyermoss.com
- The New York Time Magazine
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