alexanderwang(アレキサンダー ワン)とは
・ブランドの概要
alexanderwang(アレキサンダー ワン)は、2004年に中国系（台湾系）アメリカ人のアレキサンダー・ワンによって設立されたファッションブランドです。
アメリカ、ニューヨークを拠点として活動しています。
ニューヨークのブランドの中でも有名なブランドの1つです。
・デザイナー
ALEXANDER WANG(アレキサンダー ワン)のデザイナーを務めるのは、Alexander Wang(アレキサンダー・ワン)です。
アレキサンダー ワンは、1984年にアメリカのサンフランシスコで台湾系アメリカ人の家系生まれです。
18歳のときにニューヨークに渡り、パーソンズ美術学校で2年間ファッションを学びます。
在学中に「MARC JACOBS(マーク ジェイコブス)」や「DEREK LAM(デレク ラム)」、「VOGUE(ヴォーグ)」などでインターンを経験。
2004年、卒業前に中退し、自身のブランド「アレキサンダー ワン」をスタート。
義理の姉とともに、カシミアのニットを使用したコレクションを3シーズン展開。
2012年から2015年に「BALENCIAGA(バレンシアガ)」のクリエイティブディレクターを務めていました。
・ブランドの経歴
2007年、ニューヨークコレクションにデビュー。
2008年、CFDA/ヴォーグ・ファッションファンドでグランプリに選出されました。
2009年、「ギャップ・デザイン・エディション・プロジェクト」にてGAPとコラボでコレクションを発表。
同年、CFDAの新人賞にあたるスワロフスキー・アワード(レディース部門)とスイス・テキスタイル・アワードを受賞。
2011年、メンズウェアの展開をスタート。2011年秋冬カプセルコレクションとしてデビュー。
2014年にはファストファッション大手の「H&M」とのコラボレーションを発表。
2018年、ユニクロとのヒートテックのコラボレーション「UNIQLO and ALEXANDER WANG」を発表。
2019年春夏からブランド名を「ALEXANDER WANG」から「alexanderwang」へとブランド名を変更しました。
alexanderwang(アレキサンダー ワン)の特徴
・ブランドコンセプト
ブランドのコレクションを形づくるのは「人々が日常で着る服」。
日常着ということを意識していて、装飾たくさんのものよりも、極力無駄をそぎ落としたデザインを心掛けています。
「3.1 Phillip Lim(3.1 フィリップ リム)」などのそうですが、ニューヨークのブランドはリアルクローズを意識した服作りをメインにしているところが多いと思います。
・ブランドの特徴
クリーンでクラシカル、そして都会的なストリートと上質を融合させたコレクションを発表し続けています。
モードとストリートの融合をうまく実現させているブランドの1つだと思います。
また、セクシーさとアンドロジナス(男性らしさ、女性らしさにこだわらない)、バガボンド(浮浪者)とスマートなモダニストといった対照的なものを好んでいます。
・黒色
黒というカラーに対して、デザイナーはこだわりを持っています。コレクションでもメンズ、ウィメンズともに黒を基調としたものが目立ちます。
黒以外に使われる色も黒に合わせやすい色の種類やトーンを選ばれています。
・ブランド再生
2019年春夏シーズンより、「ALEXANDER WANG」から「alexanderwang」へとブランド名を変更しました。コレクションもメンズとウィメンズ共同で行い始めました。
コレクション名もcollection1,2とするなど、様々な方法でブランドを一新していっています。
ブランドコンセプトやデザインの特徴には大きな変化を感じることはありませんでしたが、コレクションのテーマ・コンセプトを強く感じるようになりました。
デザイナー自身のルーツ・アメリカのカルチャーを表現することによりこだわり始めたという印象を受けます。
・アディダスとのコラボ
2016年からスタートした「adidas Originals by alexanderwang(アディダス オリジナルス バイ アレキサンダー ワン)」。
モノトーンで落ち着いた雰囲気とワンポイント遊び心の効いたスポーツウェアを展開しています。
もともとアレキサンダーワン自体がモードとスポーティーの融合を感じるコレクションを発表しているので、このコラボレーションは非常に相性の良いものだと思います。
出典
- FASHION PRESS
- https://www.fashion-headline.com/
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