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RAINMAKER(レインメーカー)の基本情報
ブランドの概要
RAINMAKER(レインメーカー)は、京都を拠点とするファッションブランドです。メンズウェアをメインに展開しています。メンズ意外にもウィメンズや雑貨なども展開しています。京都のエッセンスが洋服に垣間見ることができます。
日本のブランド=東京発ブランドって僕は思いこんでいるのですが、東京意外の地域からも良いブランドは生まれているんですね。僕は出身が京都なので全然関係ありませんが、なんとなく応援しているブランドです。
ブランドの経歴
2013年秋冬からスタートしました。2013年秋、京都に旗艦店をオープンしました。
2017年秋冬コレクションからは展示会を京都に絞って行うようになりました。京都発というRAINMAKERの世界観を伝えるために絞ったそうです。
2018年春夏コレクションにウィメンズコレクションもスタートしました。
ファッションの賞であるTOKYO FASHION AWARD 2019を受賞されています。そして2019年秋冬コレクションを東京のファッションウィークでランウェイ形式で発表されました。
デザイナー
デザイナーを務めるのは、渡部宏一(Koichi Watanabe)。1980年、鳥取県生まれ。商業施設設計者であるお父さんの影響でデザインを学びました。
高校卒業後は専門学校ではなく、大学に進学し、在学中の1998年から「MORIKAGE SHIRTS KYOTO」で経験を積みました。
「N4(エヌフォー)」の立ち上げメンバーとして10シーズンにわたり活躍しました。その後、自身のブランド「RAINMAKER(レインメーカー)」を立ち上げました。
ディレクター
クリエイティブディレクターを務めるのは、岸隆太朗。京都芸術短期大学映像科を卒業。
セレクトショップに就職し、その傍らファッショングラフィックデザインを学びました。その後、「N4」の立ち上げに携わりました。
アート、グラフィック、ファッション、音楽などへの造詣も深い方です。SNSサイト「Pinterest」では日本人一位のフォロワー数を誇っています。
RAINMAKER(レインメーカー)の特徴・評判
ブランド名
「RAINMAKER」は「雨降らし」という意味をもっています。
デザイナーの渡部宏一が雨男であること、心理学者のユングの説話「雨降らしの男」に由来しています。
ブランドコンセプト
ブランドコンセプトは、「EVOLUTION、NOT REVOLUTION」革命ではなく進化。シーズンごとのコレクションのテーマ・コンセプトは特に設けられていません。
歴史や伝統への経緯とともに決して懐古に留まることのない現代的合理性やテクノロジー、モードを加味した現代進行形のスタイルを模索しています。確かな技術と良質な素材選定を背景に高品質な製品作りに加え、新たな価値の提案に挑戦し続けます。
京都の老舗テキスタイルブランドの素材を使ったり、茶筒の開化堂と製作したバッグや、金網細工の金網つじと作ったバングルなど、京都の老舗工芸とのコラボレーションアイテムも発表されたりしています。京都でしかできない洋服作りにこだわられています。確かに海外にはもちろん他の日本国内にはない伝統技術というものが京都にはたくさんあるそうです。Yohji Yamamotoでも例えば藍染めをする際は京都の老舗メーカーに頼んだりするみたいです。
海外で洋服を安く作ることができる今、そういった伝統技術を活かすことが日本ブランドの強みになるかもしれません。
デザインの特徴
テーラードを主にしたクラシックスタイルから、カジュアルなスタイルを提案しています。それらのベーシックなアイテムを再構築し、レインメーカーらしいデザインとなっています。歴史や伝統を焼き直すだけではなく、現代的にアップデートして洋服作りをされています。また、日本の伝統的な民族衣装である和装からインスピレーションを得て、表層的・構造的アプローチによって製作された洋服も展開されています。
男性らしさがありながら、どこか京都特有の空気感を感じられます。2019年秋冬コレクションでも「KYOTO」のロゴや画家の木村英輝さんが描いた蝶々の刺繍をあしらったジャケット、作務衣のようなシルエットのガウンなどを発表しています。
年齢層・購買層は幅広く20代前半から70代までを狙っているそうで、イメージしやすいようにコレクションのモデルには様々な年齢層や国籍のモデルを起用されています。
出典
- FASHION PRESS
- GQ JAPAN
- https://oceans.tokyo.jp/
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