DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)とは
・ブランドの概要
DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)とは1985年にスタートしたベルギーのファッションブランド。
1986年、ロンドンコレクションに「アントワープシックス」の一人として参加。
1989年、アントワープの中心に最初のフラッグショップ「モードパレス」をオープン。このショップは繊維取引所を改装して立てた3階建てのもので現在ではアントワープのファッションブティックの代表的な名所になる。
1991年、パリのメンズコレクションに1992年春夏から参加。
1993年、レディース分野でパリコレクションに参加、1996年には最初の子供服コレクションを発表。
・デザイナー
創始者であるDRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)は、1958年、ベルギーのアントワープ出身。祖父の代から続く高級品分野のブティックを経営する家系に生まれました。10代このろから両親についてパリやミラノに服の買い付けにいくなど、ファッションに携わる環境で育ちました。
1977年、アントワープ王立美術アカデミーのデザイン科に入学。在学中に、フリーランスとしてデザインを手がけ、父親の経営するブティックのバイヤーなどにも携わりました。1981年、アントワープ王立芸術アカデミーを卒業。
卒業後、アントワープの政府が企画したモード活性化のためのプロジェクト、生産工場とデザイナーを結びつけるためのコンクールに参加。
当時のメンバーはドリス・ヴァン・ノッテンを含め
- Ann Demeulemeester(アンドゥムルメステール)
- Walter Van Beirendonck(ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク)
- Dirk Bikkemvergs(ダーク・ビッケンバーグ)
- Dirk Van Saene(ダーク・ヴァン・セーヌ)
- Marina Yee(マリナ・イー)
で「アントワープの6人」と呼ばれるデザイナーにMartin Margiela(マルタン・マルジェラ)を加えた7人。
1986年、ロンドンコレクションに「アントワープシックス」の一人として参加。ブレイクして、アントワープシックスは伝説となりました。
これを機に、世界的有名ショップの目に留まり、メンズファッション工場のバックアップを得てドリス ヴァン ノッテンのコレクションの商品化へのチャンスを得ました。
若手デザイナーの育成、支援に力を入れていて、「A.F.ヴァンデヴォースト」「アンジェロ フィギュス」を支援しました。
2020年春夏ウィメンズコレクションではデザイナーChristian Lacroix(クリスチャン・ラクロワ)がデザインチームに加わり、このシーズンに限り、タッグを組みました。
DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)の特徴
・ブランドの特徴
DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)は、「ラグジュアリーな美術作品」とも言われています。毎シーズン、カルチャー、時代、アーティストなどをシーズンテーマに選び、それをドリスらしい形で表現しています。
DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)の特徴は、民族的な暖か味を基調とし、東洋的な趣味を現代風にリミックス、スパンコールや刺繍などをスパイスとして加えた、モダンであるが刺激のあるデザイン。
また素材にも強いこだわりを持ち、シルエットはシンプルだがファーなどの高級素材を取入れたり、自分のイメージするコレクションに近づけるために、生地の伸び方や扱いやすさ、さわり心地までも追及しています。
優れた色彩感覚による透明感を持たせた、特融の素材の魅せ方なども、彼の拘りから生み出されています。
また、コレクションのキーワードには度々、バロック調やルネッサンス調、エスニックなどといった古き良き芸術様式が取り入れられ、それらをプリント柄に使用しています。
・有名人の着用
-杉咲花
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