RICK OWENS(リック オウエンス)とは
ブランドの概要
RICK OWENS(リック オウエンス)は、1997年に設立されたフランスのファッションブランドです。
2002年秋冬、ニューヨークコレクションでデビュー。同年CFDAアワードでペリーエリス賞を受賞。リックオウエンス設立から7年後の2004年に、パリコレクションに参加。
現在はブランド展開を世界中に拡大しており、優良店は300軒。その結果もあり、顧客には数々の著名人が存在しており、世界中の人気を不動のものとして確立しています。
2014年に「adidas(アディダス)」とのコラボレーションを発表。
2019年に、シューズブランドVAJAとのコラボレーションを発表。45%バイオベースで、バナナオイル、サトウキビ、そしてもみ殻を使用したソールに、ブラジル産天然ゴム50%使用のL-FOAMクッションを搭載。アッパー部門にはプラスチックのリサイクル素材からできたブリーザブルな3Dニットを用い、シームレスな形を実現されていました。
デザイナー
RICK OWENS(リック オウエンス)は1961年、アメリカのカリフォルニア州生まれ。その後ロサンゼルスに移住してアート・スクールに入りますが、中退。その後、技術専門学校でパターンとカッティングを学びました。
それからアパレル系の会社で8年の経験を積むと、「ミシェル・ラミー」のコレクションでパタンナーを務めます。
そして、その経験を活かして1997年に自身のブランドを立ち上げました。ちなみに、ミシェル・ラミーとはのちに結婚します。
2003年から2006年まで「Revillon(レビオン)」のディレクターを務めました。
RICK OWENS(リック オウエンス)の特徴
ブランドの特徴
RICK OWENS(リック オウエンス)はメンズ、ウィメンズともに展開されています。モードブランドでありながら、リアルクローズから離れないことを考えられています。
RICK OWENS(リック オウエンス)のデザインはどこかデカダンスでエレガントな「究極のモードスタイル」が特徴的です。ゴシックとグランジのミックスや、中性的なアプローチから無機質な動物的要素まで、得意とするドレーピングで表現しています。
ドレープが美しく、身体のラインを強調するグラマラスなラインとアンダーグラウンドのような非対称な組み合わせをしています。また、多くの色を使用せず、ブラックカラーを主な色調として使用しています。ミニマルな色調、シャドーのくすんだ色合いを多用しています。
これらの特徴は、マダム・グレとマドレーヌ・ヴィオネという、リックオウエンスが敬愛する2人の影響を受けたことで生み出されています。
モードファッションを話す上でも外せないブランドとしても認識されており、ファッションシーンを何度も牽引してきています。
RICK OWENS DRKSHDW
RICK OWENS(リック オウエンス)が厳選されたショップに提案するDRKSHDW(ダークシャドウ)。
上質なジャージー・コットン・スウェット・デニムなどのラフなタフな素材を用いた日常的でミニマルなコレクションです。
メインラインと同様に、くすんだようなシャドーカラー、縫製後に手を加えてヴィンテージ加工を施した廃退的な雰囲気と独創的な美しいパターンの細部までこだわりの詰まった作品を提案しています。
アイテム
GEOBASKET SHOES
RICK OWENS(リック オウエンス)を代表する最も代表的なシューズ「GEOBASKET SHOES」。
ハイカットのバスケットシューズをベースにして作られていて、タンがとても長いのが特徴的です。マイナーチェンジはあるもののほどんど変わらず10年以上人気アイテムとして地位を築いています。様々な場面で活躍することはもちろん、リックオウエンスのアパレルにおそらく一番合うシューズだと思います。
コラボレーション
BIRKENSTOCK
第一弾では、ベルト1本のマドリッド、ベルト2本のアリゾナ、くろっぐタイプのボストンの3モデルを展開。フルグレインレザー、スエード、アーミーフェルト、論んぐヘアーカウなどの上質素材を取り入れ、くすんだ色・ミニマルなデザインを提案しました。
第二弾では、RotterdamのベルクロサンダルとRotterhikerのブーツの2モデルを展開。Rotterdamにはメダルバックル付きのアッパーストラップをあしらわれています。ソールにはEVA素材のソールを採用されました。Rotterhikerは、オイルドヌバックレザーを配したベロア素材のアッパーと半透明のラバーソールで構成されています。
コレクション
2019年春夏
2018年6月にパリで発表されました。RICK OWENS(リック オウエンス)の2019年春夏コレクションのキーワードに「バベルの塔」や「タトリンのタワー塔」を選んでいます。そのキーワードに従い、非常に構築的なアイテムが多数発表されていました。立体的で大胆なルックが面白いシーズンでした。
2018年秋冬
フランス・パリで発表されました。ギリシャ神話の一説である、神々を欺いたことで巨大な岩を山頂まで運ぶという罰を受けたという「SISYPHUS(シーシュポス)」の話にインスピレーションを受けたシーズンでした。ジレンマや不満に対するメッセージを洋服に乗せたアイテムが目立ちました。
2018年春夏
コレクションの発表する場を建設最中の工事現場にしました。リックオウエンスの建築的なデザインにマッチしていました。
ECサイト・SNS
オンラインストア・通販
出典
- https://www.businessoffashion.com/
- https://www.fashion-press.net/
- https://lessoneseven.com/
- https://fashioncore-midwest.com/
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