RYOTA MURAKAMI(リョウタ ムラカミ)とは
・ブランドの概要
RYOTA MURAKAMI(リョウタ ムラカミ)は、日本のファッションブランドです。
村上亮太(息子)と村上千明(オカン)による親子デュオでデザインを行っています。
2019年秋冬の東京コレクションで話題になったブランドの1つであり、またメンズラインが復活したということでこれからも注目すべきドメスティックブランドです。
・ブランドの経歴
2014年春夏に村上亮太、村上千明によってブランドはスタートしました。
2014年に東京デザイナーズウィークでセミグランプリを受賞しました。
2016年春夏から東京でコレクションを発表しています。
2017年秋冬まで村上亮太とその母親である村上千明の2人でデザイナーを務めていましたが、2018年春夏から村上亮太のみで活動しています。
・デザイナー
デザイナーを務めるのは、村上亮太。1988年生まれ。
幼いころ、母親による手作りの洋服を好んで着ていて、小学校で周りから馬鹿にされて服の違和感に気付きました。
人と同じ格好がしたいという思いだったはずが、ファッション誌を読みあさり、気が付けばデザイナーになりたいと思っていたそうです。
上田安子服飾専門学校卒業しました。ここのがっこうでファッションを学びました。
「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」でアシスタントを経験し、ここのがっこう卒業後に自身のブランドを設立しました。
ここのがっこうの卒業制作がヨーロッパ最大のファッションコンテスト「ITS」にノミネートされました。
でんぱ組.incへの衣装提供や、VOGUE ITALIAが主催したイタリアの百貨店リナシェンテのウィンドウを手掛けるなど、活動は多岐にわたっています。
また、テレビ朝日の「激レアさんを連れてきた。」で母親とともに特集されました。
・有名人の着用
-きゃりーぱみゅぱみゅ
-西野七瀬
RYOTA MURAKAMI(リョウタ ムラカミ)の特徴
・ブランドの特徴
ブランド設立当初は、母親の主婦らしい手芸のエッセンスと息子の若手らしい現代的なスタイルが組み合わさって独特な雰囲気を生み出しています。2人の独特な融合により少しダサさがあり、逆にそれが良い味を出しているという面白いデザインが特徴的でした。
2018年春夏から村上亮太1人でデザインを担当していくことになりました。母親からのインスピレーションは受けながらも、彼自身の世界観がますます強くなっていきました。独創的なデザインで、良い意味でのダサさがなくなり、洗練された雰囲気を出すようになりました。数点、母親のグラフィックを残してもいいのかなと個人的に思います。
・デザインの特徴
2018年春夏を皮切りに、スタイルに変化があった印象があります。
手芸から生まれる可愛さとダサさを感じるグラフィックは少なくなり、パッチワークやカッティングによるデザインが増えました。異なるカラーや素材を組み合わせる手法がよく見られます。組み合わせ方が素直ではなく、新しいモノを生み出そうという想いをとても感じられます。
メンズラインは、2016年に一度休止し、2019年秋冬から再スタートしました。ウィメンズウェアがブランドのメインであるため、シルエットが縦に広がりがあるため、非常にフェミニンな雰囲気を持っています。
・コレクション
-2019年秋冬
2016年から休止していたメンズが復活しました。インスピレーション源に母親の洋服作りを選びました。専門的な知識をもっていないからこそできる、むちゃくちゃな作り方、とにかくカワイイと思うものを作るということに影響を受けていました。
服の生地をそのまま身体に巻いてハサミを入れたようなデザインであったり、2つの異なる服をアンバランスにドッキングさせていたり、肩があっていなかったり、袖が極端に短い、といった服作りにおける初歩的なミスを連想させるあえて未完成さをデザインに反映させました。
出典
- FASHION PRESS
- FASHION HEADLINE
- FASHIONSNAP.COM