DAIRIKU(ダイリク)とは
・ブランドの概要
DAIRIKU(ダイリク)は、岡本大陸(Dairiku Okamoto)が設立したファッションブランドです。メンズ、ウィメンズともに展開しています。東京を拠点とし活動しています。
デザイナーの少年期の思い出やアメリカのカルチャーをテーマとし、ダイリク独特のデザインを生み出しています。
・デザイナー
デザイナーを務めるのは、岡本大陸。1994年、韓国生まれ、奈良県育ち。とても若い方です。15歳の時に大阪独自のユーズドアイテムやユースカルチャーに影響を受けたそうです。
当時好きだったデザイナーが講師として在籍していたことからVANTANデザイン研究所に入学。VANTANデザイン研究所ファッションデザイン科大阪校に在籍中から展示会形式で自身のブランド「DAIRIKU(ダイリク)」をスタートさせました。その後東京校X-SEEDに進学。
2016年、若手デザイナー発掘を目的として催された「Asia Fashion Collection」のグランプリを受賞しました。
・ブランドの経歴
2017年2月、ニューヨークで2017‐18年秋冬でランウェイ形式でコレクション発表。
2018年春夏から本格的に展示会形式でコレクションを発表。
DAIRIKU(ダイリク)の特徴
・ブランドコンセプト
ブランドのコンセプトは、「ルーツやストーリーが感じられる服であること」。ブランド名に自身の名前を用いているように、自身の経験と心境をもとにデザインしています。
デザイナーの色がデザインにとても出ているので見ていて面白いデザインだと思います。
・インスピレーション
15歳の時に大阪独自のユーズドアイテムやユースカルチャーに影響を受け、それもデザインに落とし込まれています。また、デザイナー自身の好む映画や音楽などの要素をコレクションにも反映させています。
学生時代に好きだった「ラフ シモンズ(Raf Simons)」や「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」の影響でミニマルなデザインを好んでいるそうです。
・ノスタルジックなデザイン
デザイナーさん自身のバックグラウンド的なものが、デザインを通してとても分かりやすいです。
古着をベースに仕上げられたりしているので、どこか懐かしく感じさせてくれるような雰囲気をもっています。レトロを現代風にリバイバルさせたようなデザインがたまりません。
自身のバックグラウンドという共有しにくいものをブランドのテーマとし、それを洋服を通して、しっかりと他者にも伝わり、感じさせることができるのはすごいなと思います。
・コレクション
-2019年秋冬
シーズンテーマは「American Dream」。デザイナー自身の少年期からの思い出を懐古的に描いてきたダイリクですが、2019年秋冬ではとある伝記映画のワンシーンからインスピレーションを得たそうです。
-2019年春夏
シーズンテーマは、「A Grow Up(大人になる)」。
自身の少年時代を回顧したという2018年秋冬コレクションとはまた違うところに目をつけました。
「大人になりきれない、背伸びをした青年」に着想を得ました。60年代のアメリカンファッションをベースにデザインされています。
-2018年秋冬
テーマは、「HOME KIDS」で、「友達同士で、ゲームに夢中になっていた少年時代」と「パソコン好きでギークな兄のお下がりの洋服が、大のお気に入りだった」というストーリーをアイテムに落とし込みました。
出典
- https://www.fashionsnap.com/
- http://themmagazine.net/
- https://mastered.jp
- http://retoys.net/
- https://www.vantan.com/
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