ミュージカル映画『雨に唄えば』/感想

U-NEXTで視聴。2020年4月25日。

1952年公開のミュージカル映画『雨に唄えば(原題:Singin’ in the Rain)』について感想を記述します。

『雨に唄えば』感想

色あせない

1952年公開とは思えないほど、今見ても楽しめました。過去の名作と言われる作品は、今初めて観る私にとって面白くないこともよくあります。ですが、『雨に唄えば』は面白く、ハッピーな気分になる作品でした。

1番の要因は、ストーリーの分厚さを初めから期待していなかったことにあるかもしれません。ミュージカル映画は王道ストーリーを最高の曲とダンスで楽しむものだと割り切っています。大切な要素である曲とダンスは今観ても素晴らしいものです。

個人的に好きな楽曲は、2つ。

1つはもちろん『Singin’ in the Rain』。ドン・ロックウッドが土砂降りの雨の中で、歌いながらだっぷダンスを踊るシーンは映画史に残る名シーンです。映画を観たことがない方にも知られている場面ですね。やってみたいと思いました。土砂降りの中、何の心配もせず踊りたい。作中通り、警官に無言で嗜められるでしょうね。

この曲は意識せず認知していましたが、この音楽=Singin’ in the Rainとなったのは『時計じかけのオレンジ』でアレックスが作家夫妻に暴行する場面で歌っていたシーンを見た時ですね。『Singin’ in the Rain』が歌われる場面は名シーンになりますね。

もう1つは、『Make’Em Laugh』。コズモがドンを励ますシーンで流れる楽曲。小さい時に観た『トムとジェリー』や『スポンジ・ボブ』、その他アメリカのアニメ・ドラマのコメディシーンが全て詰まっているかのようなシーンです。ワクワク感があって、思わず口元が緩みました。

メッセージ性

自分で感じたものを記述しようと思いましたが、経営学者のジョーン・マイケルの捉え方が一番適切だと思うので、そちらを

困難な時期をすばらしい経験に変えることが人生での大切な技術かもしれない。雨を嫌うか、雨の中で踊るか、私たちは選択することができる。

この映画がハッピーなものに感じた一番の要因は、常に明るかったことでした。どんな困難も明るく乗り切っていました。これは人生において大切なことであり、分かってても難しいことだと思います。『雨に唄えば』で改めて実感できたので良かったです。

リナの描かれ方

最近の作品ではあまり観ないなと感じたのは、リナの描かれ方です。リナは、ドンとのコンビで有名な大女優。最高に性格が悪く、自分が一番目立たないと許せないキャラクターです。様々な作品であのようなキャラクターは見かけます。

ですが、最近の作品と異なる点は、なぜ名声にこだわるのかというバックグラウンドや、改心するシーンが一切なかったことです。例えば『ハイスクール・ミュージカル』でもシャーペイというキャラクターがいます。1・2・3どの作品でも、毎回始めは性格が悪くても、最後は改心するシーンが描かれています。

リナが最終的に屈辱を受けた後、どうなったかは描かれていません。救いがないあたり、昔ならではなのかなと。悪を悪としてだけ描くのは新鮮でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました