Y/PROJECT(ワイ プロジェクト)の経歴・歴史
・ブランドの概要
2008年にYohan Serfaty(ヨハン・セルファティ)が自身の名を冠してスタートしたファッションブランド。
2010年、ブランド名を「Yohan Serfaty(ヨハン セルファティ)」から「Y/PROJECT(ワイ/プロジェクト)」に変更しました。
ユニセックスでの展開となっています。
現在Y/PROJECTは、グレン・マルタンを中心に小さなデザインチームで活動しています。
・ブランドの経歴・歴史
2012-13年秋冬シーズン、パリファッションウィークでコレクションを発表しました。
2013年、ヨハン・セルファティが癌で死去。後任として、Glenn Martens(グレン・マルタン)がY/PROJECTのクリエイティブディレクターに就任しました。
2017年度、「LVMHヤング・デザイナー・プライズ」にノミネートされました。
また同年に「ANDAM Fashion Award(アンダム ファッション アワード)」を受賞しました。
グレンマルタンは、2019年1月のイタリア・フィレンツェで開催される「Pitti Imagine Uomo(ピッティ・イマ―ジオ・ウオモ)」のゲストデザイナーに選ばれました。
Y/PROJECT(ワイ プロジェクト)のデザイナー
・Yohan Serfaty(ヨハン・セルファティ)
ヨハン セルファティが作るコレクションは、レザーを素材に使用したものが特徴で、ニュートラルなカラーを用いた上質なウェアを展開。
カッティングにも特徴がありアバンギャルドな印象でした。
2013年、ヨハン・セルファテは癌で亡くなりました。
・Glenn Martens(グレン・マルタン)
グレン・マルタンは、ベルギーのブルージュ出身。建築を学んだ後、アントワープ ロイヤルアカデミーを首席で卒業。
最終学年の途中で、「JEAN PAUL GAULTIER(ジャンポール・ゴルチエ)」からオファーを受けてパリへ移住し経験を積みました。
その後、インディペンデントデザイナーとしていくつかのブランドを手掛けたのち、2012年に自身の名前を冠したブランド「GLENN MARTENS」を立ち上げました。
しかし、ヨハン・セルファテが癌でなくなり、後任として、グレン・マルタンはクリエイティブディレクターに就任しました。
2018年に、「DIESEL(ディーゼル)」の、世界的人気デザイナーを招き行なわれる「レッドタグプロジェクト」の2弾のデザイナーとして選ばれました。
・有名人の着用
-リアーナ
-BLACK PINK
Y/PROJECT(ワイ プロジェクト)の特徴・評判
・感性から感性へ
感性にしたがったデザインを大事にし、ブランドとしての地位を確立することを目標とはしておらず、消費者に何かを問いかけるデザインを心掛けています。
・インスピレーション
Y/PROJECTのコレクションは、街から得たインスピレーションをもとに製作しています。
地下鉄に乗っている人や街の人々が身に着けているものを観察したりしてコレクション製作を進めています。
・デザインの特徴
ミステリアスなムード、ジェンダーレスなスタイル、またユニークな素材使いを得意とし、Y/PROJECTらしさのあふれる強い個性をもったデザインを展開しています。
テーラリングによるデフォルメと飾り気のない活力が特徴のスタイルを確立しています。「視覚的快楽」とも形容される落ち着きと無気力の融合は、新鮮で、気取りがないです。
構築が一番重要な要素というのがY/PROJECTの特徴です。ヒネりを加えること、色々な表現で試せること。二面性を感じられること。これらを大切にしています。
・前衛的・機能的
Y/PROJECTは、とても前衛的なデザインのものが多数出てくるブランドではあります。
なので日常的な着用には向いてないくらいアート寄りのアイテムもあります。
しかし大半のアイテムは、以外とカジュアルさもあるので、リアルクローズとしてもしっかり着用可能となっています。
・ブランドの価格帯
価格帯はほとんどのアイテムが5万を超えるくらいとなってしまいます。
人気ブランドではありますが高価格であることから、人気アイテムを除いて結構セールとかもかかりやすいので、セールを利用すれば少しマシになるので買えないこともないかと思います。
・人気アイテム
2018年春夏くらいから発表されたダブルシリーズ(僕が勝手に名付けているだけです)。
ベースとなっているアイテムにはデニムジャケット、Tシャツなどがあります。
二つの洋服がくっついているようなデザインで、首と腕の袖口が2倍あってどちらからも袖を通すことができます。
違和感を感じ、初見ではどうなっているかわからず仕組みを知りたくなります。
出典
- FASHIONSNAP.COM
- Numero TOKYO
- VOGUE JAPAN
- https://www.yproject.fr/
- https://www.sz-mag.com/
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