全裸監督とは

・概要

「全裸監督」とは2019年8月8日からNetflixより配信されている日本ドラマです。

・あらすじ

バブル景気にわく1980年代の日本を舞台に、アダルトビデオの帝王と称された村西とおるを、本橋信宏の「全裸監督 村西とおる伝」を原作としながら、虚実交えてあがかれたドラマ作品です。

ストーリーの大筋はアダルトビデオ誕生と警察との対立。村西とおるの破天荒でエネルギッシュな生き様、村西とおるの人生を変えることとなる黒木香の立志を描いています。

・登場人物

-村西とおる(山田孝之)

AV監督。元凄腕セールスマン。

-荒井トシ(満島真之介)

村西の相棒的存在。村西がアダルト業界に入るきっかけを作りました。

-川田研二(玉山鉄二)

元出版社社長。

-黒木香(森田望智)

本名は佐原恵美。村西に影響を与え、与えられた女子大生。芸名「黒木香」としてAV女優に。

-武井道郎(リリー・フランキー)

警視庁警部。

-池沢(石橋凌)

AV業界最大手のポセイドン企画の社長。村西のライバル的キャラクター。

-古谷伊織(國村隼)

歌舞伎町の落ちぶれたヤクザ。

・エピソード

-1話/裏の世界

英語教材の販売成績がパッとせず、クビ寸前だった村西が、一年発起トップセールスに。だが、その喜びも束の間、とんだ自体に見舞われる。

-2話/無修正

トシと一緒にビニ本販売を始めた村西は、驚異的な売り上げをあげる。だが、破竹の勢いで本屋チェーンを拡大していく彼らを快く思わない者たちがいた…。

-3話/ひっくり返すんだよ

逃亡するも、仲間に裏切られ逮捕されつ村西とトシ。出所後、アダルトビデオ時代の到来を目の当たりにした村西は、川田を誘ってビデオ制作に乗り出す。

-4話/本物

ポセイドンの池沢と警視庁の武井がつながっていることを古谷から聞かされる村西とトシ。そんな中、村西は新作にポセイドンの女優を起用する。

-5話/開花

池沢の圧力とビデオ規制委員会の取り締まりにより、村西率いるサファイア映像が倒産の危機に。同じころ、母親に反発した恵美が村西のもとを訪れる。

-6話/誇大妄想

窮地に屈することなく、村西は一行を連れてハワイへ向かい、アメリカ人ポルノ女優が主演する作品を撮影する。日本では、トシが古谷に助けを求めるが…。

-7話/終わっちゃいない

懲役370年の刑でハワイ刑務所に服役中の村西を救うため、保釈金1億円を工面しようと奔走するトシと川田に、黒木香が手を差し伸べる。

-8話/性革命

昭和が終わろうとしている日本に大旋風を巻き起こす黒木香。サファイア映像とポセイドンの販売合戦が激化する中、警察の取り締まりが一層強化される。

全裸監督・レビュー

・良かったところ

-AV業界という未知の世界

普段、普通に生きていると知れなかったであろうアダルトビデオの歴史を、アダルトビデオの帝王である村西を通して知ることができます。80年代に青春を迎えていた年代の方はもちろん、若い方もとても楽しめる内容だと思います。

また、当時の細かいあるあるの見られます。個人的に好きな場面はビニ本のモザイクにバターやマーガリンを塗れば薄くなるという都市伝説が広まっていくところ。当時の若者ならあるあるのようですね。

そして普段違法アップロードでアダルトビデオを観ている方は少し考え方が変わるかとも思います。

-豪華な俳優陣

しかし、作品に入り込んでしまう気持ちもとてもよくわかります。それくらい演出や演技がリアルなのです。主演の山田孝之はもちろん、他のキーキャラクターを演じる満島真之介、玉山鉄二、リリー・フランキーが最高です。やはり実力派と呼ばれているという感じです。また、黒木香を演じた森田望智の演技もナイスです。

-お金のかけ方

制作期間は2年。「今の時代のフィルターを通した80年代」を描くため、小物はもちろん、歌舞伎町の街ごとセットとして制作したそうです。カメラに映らないであろう狭い路地も忠実に再現しています。

音響もしっかりしているのかセリフが聞こえにくいというところがあまりないように感じました。

-AV女優の使い方

映画などでのAV女優さんの使い方が雑に感じることが僕にはよくあります。セクシーなシーンを無理やり作って、そこに当てはめている感じがするのが嫌いなのですが、全裸監督では使うべきところで使っていると思います。

出演した方は、

  • 一話:明里ともか、小倉由菜
  • 二話:星空もあ、成沢きさき、南まゆ、新垣智江
  • 三話:川上奈々美、相沢みなみ、唯井まひろ、真白希実
  • 四話:川上菜々美、相沢みなみ
  • 七話:みおり舞、山岸逢花、牧野れいな
  • 八話:小倉由菜、あけみゆう、みひな

特に川上菜々美さんは3,4話でよく出てきたのですが、演技がうまいですね。

・悪かったところ

-賛否ある内容

作品自体の悪かったところではなく、視聴者側の問題点。

Twitterやレビューサイトを見ていると一見賛否両論。しかし多くのレビューはこの作品をドキュメンタリー的な見方しかできていない人が多いと感じました。これはあくまでドラマ。確かに村西とおるさんの半生を描いたものではありますが、本当の部分と嘘の部分があります。まずはこの作品はあくまでドラマ・映像作品として楽しんでほしいと思います。

-村西目線が強すぎる

村西とおるサイドが正義、ポセイドンと警察が悪者という描写が多すぎた印象があります。村西がタブーに触れる場面も良いようにだけ見えてしまう。やはり良いところ・悪いところの両面があるのでバランスよく描いてほしかったと個人的には思います。

・最後に

日本ドラマに規制が入らずに、好きなものを作ろうとすればこんな感じを体現している作品だと思います。面白いことは保証します。ぜひ見てほしいです。Netflixは1か月無料なのでそれを利用してみてもいいと思います。