BALMAIN(バルマン)/ブランドの経歴・歴史・特徴・評判

BALMAIN(バルマン)の経歴・歴史

創設期

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(出典:http://headtotoefashionart.com/fashion-designer/pierre-balmain-1914-1982/)

1945年にオートクチュールメゾンとしてスタートしたファッションブランド。

創業者はピエール・バルマン(Pierre Balmain)。1914年、フランス・サヴォワ生まれ。紳士服の卸を営む父親とブティックを経営する母親のもとに生まれました。

パリ王立美術学校で建築を学びましたが、幼少期から興味のあったモード界に転向しました。

エドワード・モリヌーに才能を見出され、モリヌーのメゾンで働くことになりました。1939年からはルシアン・ルロンのもとでモデリストを務めました。

その後、1945年に自身の名前を冠したブランド「BALMAIN(バルマン)」を立ち上げました。

当初は、終戦後ということもあり、資金面で非常に苦しい状況でしたが、両親などの援助を受けながらなんとかコレクションを発表していました。

50年代には、「BALENCIAGA(バレンシアガ)」「Dior(ディオール)」と並んで3大デザイナーとされていました。

映画や舞台の衣装提供に力をいれ、舞台演劇の世界で最高の賞であるトニー賞の衣装デザイン賞を受賞したこともありました。

ピエール死去後

1982年にピエール・バルマンが死去。アシスタントを務めていたエリック・モルテンセン(Eric Mortensen)が1991年までブランドを引き継ぎました。

1993年からは、オスカー・デラ・レンタ(Oscar De La Renta)が2001年までデザインを担当。

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(https://www.vogue.co.jp/popup_collection/balmain/17aw-mens/runway#17)

2003年よりプレタポルテを担当していたローラン・メルシエがオートクチュールのデザインを務めました。

2004年に一時的にショーの発表を休止し、2006年から2011年までクリストフ・デカルナン(Christophe Decarnin)がプレタポルテを担当。

2011年からオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)がメンズ、レディースのデザインを手がけました。

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(https://www.vogue.co.jp/popup_collection/balmain/18ss-mens/runway#5)

2015年に「H&M」とのコラボレーションを発表。

BALMAIN(バルマン)の特徴・評判

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(https://www.vogue.co.jp/popup_collection/balmain/19ss-mens/runway#7)

メンズ、ウィメンズともに展開し、またアパレルだけでなく、バッグや財布など幅広く展開しています。

洗練された雰囲気、シンプルでありながらエレガントなデザインが特徴的です。

オリヴィエ・ルスタンがデザイナーに就いてからは、今まで通りのシンプルでシックなものから個性的なデザインのものまでバリエーション豊富にアイテムが展開されています。

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(https://www.vogue.co.jp/popup_collection/balmain/19aw-mens/runway#3)

また、2009年春夏に発表されたバイカーファッションはブランドのなかでも特に人気で、バイカーデニムパンツの立体的なパターンはバルマン特有のものとなっています。

バイカーデニム

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(出典:https://wowma.jp/item/275165869?l=true&e=llA&e2=listing_flpro)

バイカーデニムとは、バイクにまたがり乗ることに適したデニムパンツのことです。

太もも辺りにジャバラのようなステッチが施されています。ステッチにより伸縮性が生まれ、バイクに乗りやすくなっています。

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