【モード・反モード】MAISON MARGIELA(メゾンマルジェラ)とは/定番アイテム・特徴

MAISON MARGIELA(メゾンマルジェラ)とは

ブランドの概要

MAISON MARGIELA(メゾンマルジェラ)とは、1988年に設立されたファッションブランドです。フランスを拠点に活動しています。

ファッション好きなら誰もが好きであろうブランドだと思います。

足袋シューズをはじめ、様々な定番アイテムがあります。ここではマルジェラの基本情報と定番アイテムについて紹介しています。

ブランドの経歴

1988年、独立し、翌年にパリコレクションにデビュー。

衣服の再構築など常識を覆すクリエーションは話題を呼び、「脱構築（デコンストラクション）」、「デストロイ・コレクション」と呼ばれました。それまでの流行であったゆったりとしたシルエットに対して、スリムでタイトなシルエットを提案しました。

2009年、マルタン・マルジェラがメゾンのデザインには関わっておらず、デザインチームが担当していることが発表される。

2014年、ジョン・ガリアーノがクリエイティブ・ディレクターに就任。2015年、「レプリカ」フレグランス・コレクションから新作を発表。

2015年1月にブランド名を「メゾンマルタンマルジェラ」から「メゾンマルジェラ」に変更。

デザイナー

Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)

創業者は、Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)です。1959年ベルギー、ランブール出身。

16歳からデッサンを学び、18歳でアントワープ王立美術アカデミーファッション科に入学。アカデミーの同期には、アントワープの6人がいました。1984年、ジャンポール・ゴルチエのアシスタントとして3年間経験を積みました。

1988年に自身のブランド「メゾンマルタンマルジェラ」を設立し、1998年春夏にパリコレクションにデビューしました。

ちなみにマルタンは公の場に顔を出すことが少なく、彼の素顔を知っている人はごく少数のことらしいです。

John Galliano(ジョン・ガリアーノ)

ジョン・ガリアーノは、1960年イギリスの植民地であったジブラルタル出身。6歳の時に父親の働いていたロンドンに移住しました。

ウィルソングラマースクール卒業後、セントマーチンズのテキスタイル科に入学し、1984年に首席で卒業しました。 1985年に自身の名前を冠したブランド「John Galliano(ジョン・ガリアーノ)」を設立しました。

1995年に「Givenchy(ジバンシィ)」にジバンシィ本人の後任としてデザイナーに抜擢されました。

1996年にジャンフランコ・フェレの後任として、ディオールのデザイナーに就任しました。ガリアーノは伝統的なシルエットをモダンに再解釈し、ディオールを再生させました。

2014年からマルジェラのクリエイティブディレクターに就任。2015年にブランド刷新のためにブランド名を「Maison Margiela(メゾンマルジェラ)」に変更しました。

MAISON MARGIELA(マルジェラ)の特徴

マルタンとガリアーノ

マルタンのデザイン

デザインの特徴は、初参加したパリコレクションが「デストロイ・コレクション」と称されたように、「反モード」として言われています。ですが、それとは裏腹にいつしかモードを代表するようなブランドとなりました。

流行にとらわれない独自のファッションスタイルの提案はもちろんのこと、以前使ったコレクションを再利用するなど最新コレクションが必ずしも最新デザインに限らないことを示しました。

ガリアーノのデザイン

マルタン・マルジェラ本人、デザインチーム、ジョン・ガリアーノがディレクションを行ってきましたが、それぞれ違ったスタイルを持っています。なので今のマルジェラが好きな方もいれば、今のものより昔のものを好む方もいます。

因習を打破する妥協なきアプローチに、ガリアーノのオートクチュールに対する詩的なビジョンが加わり、コンセプチュアリズムと芸術性、神秘さとモダンなエレガンスを融合されたスタイルを提案しています。

カレンダータグ

ナンバーが並ぶその見た目から「カレンダータグ」とも呼ばれるブランドタグは、白い糸で四隅が留められているだけなのが特徴で、すぐにでも外せるこのタグには、服の価値やブランドの意味を常に問い続けたマルタン・マルジェラの姿勢が反映されています。

番号によってそれぞれどんなアイテムかがわかるようになっています。

0 – 手仕事により、フォルムをつくり直した女性のための服

0 10 – 手仕事により、フォルムをつくり直した男性のための服

1 – 女性のためのコレクション（ラベルは無地で白）

4 – 女性のためのワードローブ

3 – フレグランスのコレクション

8 – アイウェアのコレクション

10 – 男性のためのコレクション

14 – 男性のためのワードローブ

11 – 女性と男性のためのアクセサリーコレクション

12 – ファインジュエリーのコレクション

13 – オブジェ、または出版物

22 – 女性と男性のための靴のコレクション

MM6 -女性のための服

出典：Wikipedia

定番アイテム

足袋シューズ

日本の足袋からインスピレーションを受けて、現代風に仕上げられたものです。

もともと足袋は靴下から始まり、つま先の自由さが快適であるとして昔から人々に親しみのあるものでした。

マルタン・マルジェラは、ヒールの上に裸足で乗っているような感覚を得られるシューズを作ろうとして、日本の足袋に目をつけました。

マルジェラは、自身のファーストコレクションにおいても最初のルックでタビシューズを採用していたほど、こだわりを見せています。

現在では、マルジェラのアイコンともいえるアイテムになりました。普遍ではない形、カラーリングなどマルジェラ独特なデザインが人気となっています。

エルボーパッチニット

肘の部分に革が使用されているニットです。

毎シーズン、定番アイテムとして販売されているので、カラーリングは豊富にあります。

ミニマルなデザイン、良質な素材であるので、長く着用できると思います。また、肘の革の劣化や経年変化を楽しめるのも良いです。

八の字ライダース

1999年秋冬から、マイナーチェンジを繰り返しながら毎シーズン販売されています。

ジップが腕に２つ、真ん中に１つ、その隣に２つあり、フロント部分の両サイドのシップの形状から八の字と言われています。

定番アイテムではありますが、毎シーズン、マイナーチェンジされているので自分好みのシルエット、ディテールを探して、ブランド古着屋さんで探してみるといいと思います。

価格はライダースということでなかなか高額ですが、ミニマルなデザインであるのでトレンドに左右されることがないので一生ものとして考えてもいいと思います。

ドライバーズニット

デザインソースには、トラック運転手が好んで着用していたニットを選ばれています。運転することを想定されていて、ジップは上からも下からも開けることができるようになっています。

エイズTシャツ

1994年秋冬から現在まで販売し続けられているエイズTシャツ。首元にプリントされた英文が特徴的で、「THERE IS MORE ACTION TO BE DONE TO FIGHT AIDS THAN TO WEAR THIS TSHIRT BUT IT’S A GOOD START」と表記されています。

レプリカシリーズ

マルジェラが世界中から選んだ古着をデザインベースに、その古着の生地・デザインともに最大限近づけて現代に蘇らせたものです。

カレンダータグにプラスして、「REPLICA」と表記され、情報の書いてあるタグもついています。

ジャーマントレーナー

ドイツ軍のトレーニングシューズをベースとして制作されたものです。

機能性に優れ、クセの少ないデザインなので洋服の邪魔をしない程よい存在感が良いです。

アクセサリー

マルジェラのアクセサリーはアパレルやシューズと比べるとミニマルでつけやすいデザインが多いです。

カレンダータグをモチーフにしたカレンダーリングやブランド名が入ったIDブレスレットは定番アイテムとして発売されています。

ECサイト・SNS

オンラインストア・通販

出典

https://www.maisonmargiela.com/
http://tau20101010.blog76.fc2.com/
http://www.boo-bee.jp/
https://fashionpost.jp/
http://www.memphis.jp/
https://www.kidaore.work/
http://grapes.style/
https://maison-okada.tokyo/
http://www.fashionencyclopedia.com/
https://www.wsj.com/
https://www.pinterest.jp/
https://www.fashion-press.net/