【自由な服作り】FACETASM(ファセッタズム)とは/ブランドの特徴

FACETASM(ファセッタズム)とは

ブランドの基本情報

FACETASM(ファセッタズム)は、2007年春夏より展示会にて作品を発表しスタートした日本のファッションブランドです。メンズ・ウィメンズともに展開しています。フランス・パリでコレクションを毎年発表することができているほど、高い評価をされているブランドです。

ブランド名の「FACETASM」は造語となっています。ダイヤモンドや宝石などの切り面を意味するフランス語の「facet」に由来し、「様々な顔」「様々な見え方」といった意味をもっています。「常にチャレンジして変わっていきたい」というブランドコンセプトがブランド名には込められています。

FACETASM(ファセッタズム)では、「服に遊びを入れることを忘れずに」というブランドコンセプトを打ち出しています。

実際にどのアイテムも単純なものはあまりなく、遊び心を感じるデザインが多いです。ワンポイントで遊び心がある控えめなものから、全体的に遊び心のある攻めたものまでバリエーション豊富に展開されています。

ブランドの経歴

2007年春夏より展示会にて作品を発表しFACETASMは、スタートしました。

2012春夏コレクションでランウェイデビュー。同年、「PITTI IMMAGINE UOMO」に参加。PITTI IMMAGINE UOMO(ピッティ・イマージネ・ウオモ)とは、イタリアのフィレンツェで1月と6月に実施されるメンズ世界最大のプレタポルテ見本市のことです。

2013年に「第31回毎日ファッション大賞」の新人賞・資生堂奨励賞を受賞。

2014年にはTOKYO FASHION AWARDを受賞。TOKYO FASHION AWARDとは、世界で活躍するファッションデザイナーを東京から排出することを目的に、国際的な活躍が期待されるブランドに対し、ビジネス面における支援を継続的におこないます。受賞6デザイナーへの支援として、1月と6月のパリファッションウィーク中に、本事業単独のショールーム「showroom.tokyo」を開設し、世界の有力なバイヤーとのビジネスマッチングの機会を設けることで、国内外でのビジネス拡大を目指します。

2015年にブランド初の直営店を東京・原宿にオープンしました。

2016年のミラノで、「ジョルジオ・アルマーニ」による若手デザイナー支援プロジェクトに、日本人として初めて選ばれ、正式プログラムに組み込まれました。

2016年、「第3回 LVMH Young Fashion Designers Prizeのファイナリストに、日本人として初めて選ばれました。

2017年、「ザ・ウールマーク・カンパニー」とのパートナーシップ契約を締結しました。2018年秋冬と2019年春夏の2シーズンにわたりました。これは、「THOM BROWNE(トム ブラウン)」と「RAF SIMONS(ラフ シモンズ)」に次ぐものです。

デザイナー

デザイナーを務めるのは、落合宏理さん。1999年、文化服装学院・アパレルデザイン科メンズコース卒業。その後、コムデギャルソンやUNDERCOVERなど国内ブランドをメイン取引先としているテキスタイル会社「株式会社ギルドワーク」に8年間勤務。同時に洋服から家具、内装まで手掛けるアーティスト、NGAPのアシスタントを務めます。2007年春夏より、自身のブランド「FACETASM(ファセッタズム)」を設立し、展示会にて作品を発表しました。

FACETASM(ファセッタズム)の特徴

ブランドの全体的な特徴

ベーシックでクラシックなものが主流です。クラシックなだけではない一癖のある現代的なテイストを生み出しています。ただし、柄自体はクラシックであっても、独自のスタイルで上品ながらも面白さのあるものが多いです。

独特のデザインも魅力で、ストリートでもなくモードでもないそのデザインは、裏原系と、モードシーンの2つの流行が影響し、お互いをうまく融合させたデザインを生み出しています。デザイナーの落合さんが過ごした10代のころに流行っていたUNDERCOVERやA BATING APEなどの裏原ブームに影響を多少受けているようです。

個性的なデザインやフォルムが多いですが、よくよく見てみれば極めてベーシックなアイテムや色柄、素材などの集合体となっています。

スタンダードなリアルクローズを着ることに物足りなさを感じながら、かといってモードすぎる恰好には抵抗があるという方にはおすすめのブランドです。

オリジナルテキスタイル

ファセッタズムの特徴・強みの1つは、テキスタイル(繊維、織物)

ほぼすべてがオリジナルのものであり、ユーモアがあるものをつくられています。ファセッタズムのユニークなデザインを生み出そうと思えばテキスタイルからオリジナルでないといけないのだと思います。シーズンの流行・トレンドや人気に捕われず、自分たちが使いたいもの取り入れています。

テキスタイルの中でも特に、ウール素材のような普遍的な素材は、前衛的なデザインが多いFACETASMにとって大切なもののようです。毎シーズン用い、ハイモードに挑戦するなかでは、そのラグジュアリー感やユース感、カルチャー感などを与えてくれるものです。

特に、メリノウールがFACETASMのなかで特に使われている印象を受けます。ユニークな新素材やテクノロジーを積極的に取り入れるところがブランドの良さだと思います。

自由なミックス・ドッキング

自由な洋服作りが魅力的であるFACETASMでは、「ミックス」「ドッキング」がよく見られます。異なるテイスト・異なるカラーリング・異なるテキスタイルなど。様々な異なるもの同士を1つの洋服の中に落とし込まれることが多いです。着て楽しい・見て楽しい。そんな洋服を提案されています。

2020年秋冬コレクションでは、民族的な幾何学模様をカジュアルウェア・ミリタリーウェア・ワークウェアに落とし込むことで異なるテイストをミックスしていました。

コラボレーション

Levi’s(リーバイス)

人気ジーンズブランド「Levi’s(リーバイス)」とのコラボレーション。2020年春夏コレクションにて発表されました。Levi’sの有名なアイテムである501やトラッカージャケット、ウエスタンシャツの3アイテムにFACETASMらしさが落とし込まれています。

エア ジョーダン 1

NIKEが展開するJORDAN BRANDからFACETASMとのコラボレーションスニーカー「エア ジョーダン 1 ミッド SE フィアレス ファセッタズム」が2019年11月21日に発番されました。FACETASMが得意とするシワ加工が施されたレザー素材が特徴的です。

イーストパック

2019年に「EASTPAK(イーストパック)」とのコラボレーション・ユニセックスバッグを発表しました。

デザイン性だけでなく、機能性にもこだわられていて、素材にはコーデュラ(ナイロンの七倍の強度の耐久性・耐水性をもつ素材)が使われています。

キジマ タカユキ

2018年秋冬・2019年春夏で、「KIJIMA TAKAYUKI(キジマ タカユキ)」とのコラボレーションハットを発表しました。

キジマタカユキのエレガントさとファセッタズムの遊び心を共存させたハットを提案しました。

有名人の着用

菅田将暉

菅田将暉さんが衣装で着用されていたオールインワンは、FACETASMのものです。「NUMERO TOKYO」で着用されていました。菅田将暉さんが着用されているブランドをこちらでまとめています。

山﨑賢人

山﨑賢人さんが衣装で着用されていたブルゾンは、FACETASMのものです。「MENS NONNO」にて着用されていました。山﨑賢人さんが着用されている洋服のブランドについてはこちらからご覧ください。

齋藤飛鳥

乃木坂46の齋藤飛鳥さんが雑誌『MENS NONNO』の企画「モードとデート」にて着用されていたコートとスカートがFACETASMのものです。齋藤飛鳥さんの他の着用ブランドについてはこちらからご覧ください。

あいみょん

あいみょん さんが衣装で着用されていた洋服はFACETASMのものです。雑誌『MORE』2019年6月号にて着用されていました。あいみょん さんの他の着用ブランドについては、こちらからご覧ください。

窪塚洋介

窪塚洋介さんが衣装で着用されていた洋服は、FACETASMのものです。窪塚洋介さんの他の着用ブランドについては、こちらからご覧ください。


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